『利己的な遺伝子』
1月6日、読了!
こう言われちゃ読むしかないよね。
最初この分厚さにビビッて「また積ん読か?」なんて思ったけど、第一章のタイトル、
人はなぜいるのか
を見たら俄然意欲が沸いてきて、私にはめずらしく本棚にいく前に読み始めた。
途中つらいところもあったけど、中断しつつも読みきれた。
2019年第一冊目です。
以下感想。
ドライでクールなデジタル情報の世界、いいじゃない!
私は何故かホッとした。
遺伝子の利己性、自己中心性が全くもってシンプルで、
ただ、増えたい、増やしたい、コピーしたいコピーしたいコピーしたい!
という欲望(?)のみで生きている(生死観はないけど)ところ、安心できる。
人間は複雑すぎて、
なぜ生きているのか
なんの為に生きているのか
としょっちゅう考えているけど、いいよね、遺伝子たちはまったく煩悶することなくただひとつのことだけを繰り返し、疑問も持たず、ただ実行している。
私だってもう、考えすぎて頭の中ごちゃごちゃして、気持ち悪いほどくだらないこと考えまくって毎日を送っているわけだけれど、
私なんてただの遺伝子の乗り物なんだから!
使い捨てカイロと一緒なんだから。
人生に深い意味なんて、
ないんだよね。
ああ良かった。気楽になった。
それにしても、帯のフレーズ、その通りすぎて震撼ですよ。
本当にこれを読む前と後では世界が変わるんだもん。
こんな本があるんだね。
これだから読書はやめられない。