読了の向こう側に一体何があるのか

名著読了後の世界が知りたくなった主婦のブログ

マチネの終わりに、マチネの終わりにを。

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『マチネの終わりに』再読中です。

前回読んだのは、長女を妊娠中だったので約3年前。

この3年の間に様々なものが前から後ろに流れていって、私は大嵐にブンッブン振り回されて、なんだか分からないうちにここまで流れ着いた感じですが、3年前に読んだ時よりも大切に、丁寧に、1ページ、1センテンス、一語一句、噛み締めて読んでいます。

 

あの時より主人公達の年齢に近づいたからか、1行進む毎に胸の奥をドンドンと叩かれるような、ぐわし、と捕まれるような、感覚。

前みたいにスピード感を出して読みたくない。と、いうよりスピード出して読めない。胸がいっぱいになって読めない。。

 

40歳。不惑の年。不惑どころか惑いの境地を描いているこの本。

私も経験するのかな。するんだろうな、したらどうなるんだろうな、今だって惑いまくりなのにさ。

 

映画化されましたね、福山雅治はイメージ通り!石田ゆり子はちょっと違った…私の中では小峰洋子は中林美恵子さんなんです、もう最初から。

中林美恵子さん以外に考えられない…

でも女優さんでは無いので仕方ないです。

中林美恵子さん、本当に拝みたいくらいパーフェクトな女性だと思ってる…この人になってみたい。1日だけでいいからこんな人に…

 

それで、サントラを購入して聴いてるんですけど、福山雅治クラシックギター素敵でした。

やっぱりクラシックギターって素敵!!って再確認した今日この頃。アルペジオハーモニクストレモロ

大学生の時、夢中で練習した日々を思い出します。クラシックギターって胸に抱えて弾くじゃないですか、ちょうど胸のど真ん中に。

あれがね、いいんです。

大切な宝物を抱きしめて、自分の腕と胸の中で音が生まれて。

その振動を心臓が真っ先に感じ取る。

ギターの香りも好きでした。

その時はもちろん子どもはいなかったけど、自分に子どもが生まれたら、こんな感じの愛おしさなんだろうなって思ってました。

ギターに顎のせて寝たりしたな、最終講義まで聞いてからの練習しんどかった😪笑

 

クラシックギター、懐かしい。

 

なぁんて思いながらダルダルしている午後、いやマチネの終わりでした。